打方新之丞

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打方 新之丞(うちかた しんのじょう、生年不詳 - 1927年頃)は、福井中学旧制四高出身の小説家

経歴

福井中学出身で、旧制四高に進学。作家志望で、小説を書いていた。四高時代に石堂清倫と同じ下宿で暮らしていた。チブスで病臥しているうちに、脚が不自由になり歩行に障害が残っていた。[1]

小説を書きながらドラマトゥルギーの洋書を購入しており、ストリンドベリーEnglish版が好きだった[2]

作品が雑誌『プラトン』に入選したことがある[3]

同窓の中野重治と交流があった[3]

1927年頃、東大病院で施療を受けていたが、死去した[4]

家族

兄は新兵衛といい、所有する土地を小作人に譲渡したようだった[3]

評価

石堂 (1986 31)は、激しい気性の人だった、と評している。

付録

脚注

参考文献

  • 石堂 (1986) 石堂清倫『わが異端の昭和史』勁草書房、ISBN 4326151749